少しでも「痛み」があるのならまずは受診してください。生理痛（月経痛）も立派な病気ですから、まずは話を聞いて、適切な治療方法をお話しします。その中で何を選択するかは患者さんご自身です。生理痛は他の婦人科疾患の初期症状である場合もありますから、すぐにでも相談してください。悩む時間がもったいないです。

生理痛があったりなかったりする場合、たしかに受診すべきかどうか悩ましいですね。しかし、生理痛がないのは、無排卵性月経（排卵を伴わない月経：一般に生理痛が起きづらいといわれています）などの病気が原因となっている可能性も考えられます。生理痛を感じる月もあるのですから、やはり診察を受けて子宮筋腫や内膜症の有無を確認しておいた方がよいでしょう。ぜひ受診してください。

低用量ピルとの併用が勧められない明確なエビデンス（根拠）はありません。低用量ピルはホルモン量が非常に少ない薬なので、まず問題ないと思います。ただし、他のお薬と併用される場合は必ず主治医にご相談ください。

※肝斑：目の周りや頬など、左右対称にできる褐色のシミ。女性ホルモンが関係して発生すると考えられていますが、原因は不明。成人女性に多く現れます。