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手術で治療する

監修:家坂清子先生

生理痛の原因が子宮内膜症子宮筋腫などの病気によるものの場合、原因となっている病気を治療する必要があります。その方法のひとつが手術です。

おもにどのような手術があるのかみてみましょう。

手術名 どのような手術か
腹腔鏡下手術 おへそのそばと左右の下腹の計3ヶ所に1cm程の穴を開け、そこに腹腔鏡※などの医療機器を入れてお腹の中の映像をテレビモニターで見ながら行う手術。お腹を切らないため、患者さんに与える精神的・肉体的ダメージが少ない
開腹手術 根治手術 原因となる子宮や卵巣などの臓器をすべて取り除く手術。
生理がなくなり妊娠ができなくなるが、再び同じ病気になる可能性は低い
温存手術 子宮や卵巣などの臓器は残し、病気の部分だけを取り除く手術。
生理があり妊娠もできるが、再び同じ病気になる可能性がある

※腹腔鏡とは?
先端にカメラのついた細長い管状の内視鏡という医療機器のこと。おへそのそばに開けた穴から挿入すると、カメラが映し出したお腹の中の映像をテレビで見ることができる。検査や手術で使用されている。

手術方法は病気の状態、患者さんが手術に耐えられるかどうか、年齢、手術後に妊娠を希望するかどうかなど、さまざまな条件によって決められます。手術の前に医師と十分に話し合い、自分のライフスタイルに合わせて、納得したうえで手術を受けることが好ましいでしょう。

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