HOME > ドクターインタビュー > 元町レディースクリニック 酒井淳先生

元町レディースクリニック(神奈川県横浜市) 酒井淳先生

横浜市中区山下町。横浜港開港に際して設置された外国人居留地を前身とするこの地は、流行の発信地であるとともに、「山下公園」や「港の見える丘公園」そして日本最大の中華街である「横浜中華街」など、横浜市の有名な観光スポットがずらりと揃った、まさに「ザ・ヨコハマ」といったエリア。そこに2004年、横浜高速鉄道みなとみらい21線も開業し、東京の渋谷駅から東急東横線の電車が直通運転されてさらにアクセス面も向上し、観光客ばかりではなく実に多くの人々が利用するエリアとなっております。

今回訪れましたのは、オフィスビルも多数林立する、みなとみらいせん線の「元町・中華街駅」の真上に建つタワーマンションの2階にあります「元町レディースクリニック」。当クリニックの院長である酒井先生にお話を伺いました。

ひとりひとりに適した生理痛治療があります


酒井 淳
(さかい あつし)先生
慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部産婦人科、大田原赤十字病院、慶応大学病院に勤務。米国国立衛生研究所(NIH)留学後、国立栃木病院、日本鋼管病院産婦人科上席医長を経て、2005年に元町レディースクリニックを開業し院長を務める。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、横浜市がん検診指定医ほか多くの資格をもつ。

一般的に10〜50歳前後の女性なら、月に1度は経験する生理(月経)。それだけに生理に関する悩みを抱えている女性は多いそうです。

「おりものが多い・腹痛・生理不順・不正出血などの理由で来院された患者さんにも、『重い・中程度・軽い』といった生理痛(月経痛)の状態を問診票に記入してもらっています。そうすると『重い』と答える方が多いですね。また生理痛だけでなく、PMS(月経前症候群)や生理の出血量が多いために貧血になったり、外出を控えざるを得なかったりなど、生理に関する何らかの悩みを抱えている女性は来院される患者さんの7割近くもいらっしゃいます」(酒井先生)

当クリニックでは、低用量ピル・漢方薬・アロマテラピーなどを利用した生理痛治療を行っています。生理痛の状態に個人差があるように「生理痛の治療にも患者さんひとりひとりに適した治療法がある」と酒井先生は考えておられ、先生は、診察の結果から考えられる治療法の選択肢を患者さんに伝え、十分話し合って患者さんのライフスタイルにも合う治療を決めていらっしゃるそうです。

「低用量ピルというと避妊薬というイメージが強いと思いますが、低用量ピルを避妊目的で使用されている方は実は多くはなく、子宮内膜症や生理によるトラブルの治療薬として使用されることのほうが多いんです。最近では、生理痛がひどいために保健室で寝込んだり学校に行けないという中学生が低用量ピルを使用することもあります。漢方薬などは50代くらいの更年期障害の症状をやわらげるために使うことが多いのですが、低用量ピルを使うことに抵抗がある方に処方することもあります」(酒井先生)

生理痛や生理に関するトラブルなどをやわらげ、女性のQOL(生活の質)をサポートすることを目指して開業したという当クリニックには、10〜70代まで幅広い年齢層の女性が訪れるそうです。オフィス街であり駅にも近いロケーションということから、横浜市在住の方のみならず、横浜市内で働いている20〜40代の女性が来院されることが多いそうです。

次は【わたしのとり組み】

元町レディースクリニック

住所
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町37-8
グローリオタワー横浜元町2F
診療科目
婦人科・産科
診察時間
月、火、水、金:9:00〜13:00、15:00〜19:00
木、土:9:00〜13:00(午前のみ診療)
休診 / 日曜日、祝日
電話
045-662-0655
ホームページ
http://www.motomachi-lc.jp/index.html

この画面の上へ