HOME > ドクターインタビュー > 池袋クリニック 村上雄太先生
6本もの複数路線が交錯し、通勤や通学の人々にとってターミナルステーションである池袋駅。駅周辺には、たくさんの大型デパートやテーマパーク、さらには水族館や最近話題の乙女ロードまで、楽しくにぎやかで活気のある街、池袋。そんな池袋駅からホテルメトロポリタンを超えて徒歩5分とアクセスのよいところに建つおしゃれな病院、それが、今回お伺いした池袋クリニックです。患者さんが訪れやすい施設として、他の施設の先生たちも見学に訪れられるという同院の院長、村上雄太先生にお話を伺いました。
村上 雄太
(むらかみ ゆうた)先生
1995年東邦大学医学部卒業。東邦大学医学部付属大森病院産婦人科を経て、2001年4月、池袋クリニック院長に就任。産婦人科専門医として日々数多くの女性の診察に当たっているほか、日本抗加齢学会専門医やサプリメントアドバイザーの資格も持ち、女性のトータルな健康のサポートにも力を入れています。
日に平均200人もの患者さんが訪れるという池袋クリニックは、その患者さんの約8割が20代〜30代の若い女性だそうです。そのため、生理痛(月経痛)を訴える方も多くいらっしゃるそうです。
「生理痛がひどくて……と来院する人はだいたい1割くらい。ほかの症状を訴えての来院でも、診察の中で『実は生理痛も……』とか、『生理(月経)のときはいつも痛み止めを飲んでいます』など、何らかの形で生理痛を訴える方は全体の3割〜4割にのぼるのではないでしょうか」と村上先生。
そうした生理痛の患者さんの多くは、特に疾患などない機能性月経困難症だそうです。
「もちろん、なかには子宮内膜症や子宮筋腫などの病気がある方もいます。診察ではまず、そうした病気がある器質性月経困難症なのか機能性月経困難症なのかを判断をつけ、そのうえで妊娠の予定や希望があるのかどうかを確認します。挙児希望(妊娠希望、赤ちゃんが欲しい)がある方には鎮痛剤や漢方薬などで対症療法を行いますが、その時点で妊娠を希望していない方には、手術適応でない限り、低用量ピルの服用を勧めていますね」(村上先生)。
実際、月経困難症で悩んでいる患者さんは、スムーズに低用量ピルの服用を選択されるそうです。
「ただ、やはり最初は、ピルを使いましょうと言うと、『副作用は大丈夫ですか?』ということをほとんどの方が心配されます。その不安は、『吐き気が出るのでは?』、『太るのでは?』、『後々の妊娠に影響が出るのでは?』、『がんになるのでは?』といったものが多いですが、それらに対しては、納得のいくまで説明し、安心して使ってもらえるようにフォローをしています」(村上先生)。
こうした低用量ピルの勧めは生理痛の人に限らず、妊娠希望ではない女性全員を対象に行っているそうです。というのも、「避妊以外にも、子宮内膜症の進行を抑え、一部のがんの発症には抑制的に働くこと、また生理の出血や生理痛が軽くなるなどの副効用があります。ですが、こうした副効用について、まだ皆さんご存知ないんですね。せっかく痛みを軽くする手段があっても、知らなければそれを選択することができません。でも、患者さんには『選択できる権利』があるのですから、それを患者さんに伝えていきたいと思っています」と村上先生はおっしゃいます。
- 住所
- 〒171-0021東京都豊島区西池袋2-35-8
- 電話番号
- 03-3982-6228
- 診察時間
- 月・火・木・金 午前10:00〜13:00 午後15:00〜19:00
土 午前10:00〜13:00
※水・日・祝日は休診
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