HOME > ドクターインタビュー > 鈴木レディスホスピタル 院長 鈴木康夫先生
自分の生理痛(月経痛)はどの程度のものなのか、正直判断は難しいものです。気分や季節(冬場は血管が収縮しているために起こり易いそうです)、生理(月経)がくる時間帯によっても異なります。毎月でなければともかく、生理のたびに痛み止めを飲まないといられない、あるいは痛みがどんどんひどくなってきたという方は、まず受診していただきたいですね。
受診は、生理中でも、生理後でもかまいません。ご本人のタイミングで、いついらしていただいても大丈夫です。来院された日がもし生理中であれば、その日は問診など生理中でもできることを実施し、後日あらためて生理が終わったところで来院してもらい、内診や血液検査など、必要な検査を受けていただきます。とにかく痛みがあるのでしたらガマンする必要はありません。いつでも結構ですので受診してください。
生理痛の悩みを、1人で抱え込まないでください。
もし、毎月の生理で薬を飲まなければならないほどの痛みがあるのなら、ぜひ一度、医師にご相談ください。生理痛の原因になる子宮内膜症は、悪性化する確率は高くはないですがゼロではありませんし、後々、不妊につながる危険性もあります。そうした事態を予防するためにも、生理痛によるQOL(生活の質)の低下を防ぐためにも、まず悩みを打ち明けていただきたいですね。今は、インターネットなど情報を得る手段も発達していますから、ぜひ信頼できる、ご自身にとってベストな「かかりつけ医」を見つけてご相談いただきたいと思います。