HOME > ドクターインタビュー > 鈴木レディスホスピタル 院長 鈴木康夫先生

診察は、患者さんとのコミュニケーションをはかりながら

半レースのカーテンがかかった診察台。奥にはカーテンで仕切られた更衣スペースがあり、そこで着替えられるようになっています。

婦人科というと、聞かれる内容もデリケートなことが多く、患者側も答えづらいものなのでは?と尋ねてみましたところ、「そうですか?当院にいらっしゃる患者さんは、皆さん、よくお話ししてくださいますよ」と、鈴木先生。そのお答えの背景には、こんなとり組みがありました。

「当院では、内診台のカーテンで患者さんとの間を完全に仕切らないようにしているんですよ」とおっしゃる通り、内診台の前には薄いレースカーテンがかかっているだけで、患者さんと医師がお互いに顔が見えるようになっています。遮光カーテンを用いる病院やクリニックも多いなかで、このようにしているのは「コミュニケーションをとりながらの診察」を心がけているからとのこと。
 超音波の機械を使いながら、「痛くないですか」などと声をかけながら内診を実施することで、患者さんの反応もしっかり確認でき、モニターを指し示しながら説明もできるので、診察もスムーズに進み、患者さんにも受け入れられているそうです。「お互いの顔が見える診察は、今後も当院の方針です」と鈴木先生は力強く頷かれました。


50周年を迎え、昨年、改修された院内は、明るく、広々としています。

また、患者さんの要望に耳を傾け、満足度を高めてもらう努力もしておられます。それが半年に1回のペースで実施しておられるアンケート調査。診察に対する満足度や、事務、看護師、医師などの対応のよかった点や悪かった点、病院への要望などをたずね、より患者さんが受診しやすい環境づくりにつとめておられます。
 例えば、駐車場スペース拡大や、待ち時間を短縮するためのインターネットや携帯サイトからの予約システムの導入――。これらは、アンケート調査で集めた患者さんの声に対応したものだそうです。

「より丁寧に、より親身に診てほしいというのは患者さんの共通の願いのはずです。現代は情報を得る手段が発達し、設備や対応を比較することもできるようになっていますから、どの病院の対応がいい、どの先生が丁寧に診てくれるなどの情報に患者さんはとても敏感です。そういう状況のなかで、患者さんのニーズも高くなっていっているように感じます。ですから、当院のスタッフたちにも『僕たちもそれに応えられるよう変わっていこう』と話をしているんですよ」と鈴木先生。

次は【Q&A、先生からのメッセージ】

鈴木レディスホスピタルのここが自慢!

50年前に産科医院として開院した鈴木レディスホスピタルですが、女性の健康への手助けになればとの精神から、婦人科、出産後の乳児健診やそのフォローをする小児科も、というように診療科が増えていき、現在は、産科、婦人科、内科、消化器内科、外科、小児科を併せ持つ「病院」になっていました。複数の科を併設していることで、あちこちの病院をかけ持たなくても、気になる症状があれば、まず受診していただき、そこからより症状に合った院内の他科へスムーズに移れることも患者さんにとっての「かかりやすさ」につながっています。

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