HOME > ドクターインタビュー > 神田第二クリニック院長 間壁さよ子 先生

“女性による女性のための医療”のパイオニアとして

当院では、分娩は扱っていませんが、妊婦健診は行っています。毎回、3D/4D超音波診断装置を使い、赤ちゃんの立体的な姿、おなかの中で赤ちゃんが動く様子をリアルタイムで見ることができます(左が妊娠10週、右が妊娠33週)。

これまでに70カ国以上の方々の診療に携わってこられた間壁先生。その中には南米やアジアなど、英語圏以外の患者さんも多くいらっしゃったそうです。そんな方々ともイラストなどを使いながらコミュニケーションしておられるそうです。もちろん、国内でも全国各地から患者さんがいらっしゃるそうです。

「以前、当院の近くに住んでおられたとか、、勤めておられたという方でも、いまだに通っていらっしゃいます。また、女性医師に診てもらいたいからと、わざわざ上京して来る方もいらっしゃいます。そんな中にはもう20年以上のお付き合いになる方もおられまして、久しぶりにお会いすると、ついつい話が長くなってしまいますね」と間壁先生。

廊下の壁にあるのが、受精の瞬間などをとらえた電子顕微鏡写真。こちらは間壁先生自らが撮影なさったものだそうです。これらの写真は学校の保健室などに貼り出すポスターにも使われたことがあるそうです。

女性外来の先駆け的な存在として、間壁先生自身も女性としての「共感」を大事にしているとおっしゃいます。その「共感」が信頼関係を強くし、患者さんの健康への意識づけとなって、検診率の低さが問題とされている子宮がんや乳がんの検診も同院では増えているとか。
 「子宮がんだけでなく、今は乳がんもその発症年齢が下がってきています。若いうちから自分の体に関心を持ってもらいたいですね」(間壁先生)。

一方、間壁先生のご専門である不妊治療では、逆に高年齢化が進んでいます。「仕事を持ち、若々しくイキイキとした女性が増えていますが、子宮や卵巣機能は残念ながら見た目の若さとイコールではありません。低用量ピルを服用するなどの対策を取っていれば子宮内膜症筋腫もなく、妊娠・出産できることもあるので、ぜひ相談できるかかりつけの婦人科を持ってほしいと思います」と、医師として、女性としてのアドバイスをくださいました。

次は【Q&A、先生からのメッセージ】

神田第二クリニックのここが自慢!

「患者さんの笑顔があふれる待合室」

当院の入り口を開けると、まず目に飛び込んでくるのが、待合室の壁をおおい尽くす写真、写真、写真の数々。これまでに間壁先生がとり上げられたり、不妊治療を受けて出産に至ったお子さんたちとご家族の写真です。通院している患者さんの中には、「いつかここに自分たちの写真を」と、目標にしている方も少なくないそうです。間壁先生も「毎年送ってくれる患者さんが多いので、その成長を見るのが楽しみ」と語ってくださいました。

この画面の上へ