HOME > ドクターインタビュー > 南草津野村病院 野村哲哉先生
生理(月経)期間中に下痢気味になる場合は、子宮内膜症などで腸を刺激している可能性があります。また、痛み止めを服用する、発熱、吐き気、出血の中に固まりがある、性交時に痛みがある場合も、何か別の疾患が隠れている可能性もあります。こういった症状がある場合は、検査、治療を受けてください。
時々、産婦人科は自費診療であると思われている方がいらっしゃいますが、生理痛(月経痛)は病気なのですから、保険が適応されます。保険証をもって受診してください。
症状は人によって色々違いはありますが、生理期間中に下痢を起こすことが多いと言われています。このような症状がある場合は、きちんと検査を受け、治療を行ってください。
生理痛は、女性のQOLを考えたら決して我慢するものではありません。
学生であれば苦痛で勉強が進まない、特に受験シーズンなどは男子とのハンデがあります。社会人であれば生理休暇を取れたとしても仕事の効率は下がりますし、生理休暇が取れなければなおさら辛く、仕事の効率ももっと下がるでしょう。
女性はもっと快適に過ごして良いと思います。そのためにも、早めの診察、検査、治療を受けてください。