HOME > ドクターインタビュー > ザ・クリニック 西浦理佳先生
市販の鎮痛薬を常用量で服用したのに改善がみられない、または改善しているように感じられないときではないでしょうか。効果がないのに市販の鎮痛薬を服用し続けたり、常用量を超えて服用し続けると、胃を痛めたり隠れている病気を見逃すことにつながることもあるので、そういうときは早めに婦人科を受診してください。
20歳でも検診を受けたほうがいいと思います。去年から、20歳以上の女性は5年毎に子宮頸がんの無料検診を受けられるようになりました。当クリニックでも、そのがん検診の際に超音波検査を行った方々の中に、卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまう卵巣のう腫や子宮内膜症などの病気が見つかったケースが結構ありました。無料検診をひとつの機会ととらえ、ぜひ婦人科検診を受けてください。
副作用が出ることはありません。ただし、飲み忘れないようにすることは重要です。
当クリニックでは、飲み忘れを防ぐために「朝服用する」「薬のシートを鞄に入れて持ち歩く」ことをすすめています。持ち歩くことで、朝飲み忘れても夜までに気付いて服用することができます。そのようにしても次の日に飲み忘れに気づいたときには、その時点で2錠服用するようにと指導しています。
生理痛(月経痛)や生理(月経)によるイライラ、気分の落ち込みといった不快な症状が自分でコントロールできない時には、我慢せず気軽に婦人科へ相談に行きましょう。
10代の頃からそういう機会をもつようにしておくと、潜んでいる婦人科疾患の早期発見・早期治療につながると考えています。