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ドクターインタビュー 茶屋町レディースクリニック(大阪府大阪市) 理事長 出田和久先生

大阪キタのターミナル、阪急梅田駅茶屋町口から徒歩1分というアクセスのよさから、仕事や買い物帰りに友達と一緒に立ち寄る患者さんが多いという茶屋町レディースクリニック。生理痛(月経痛)や生理不順(月経不順)の相談から始まったという当クリニックには、婦人科のほかにピル専門外来、美容科があり、若い女性を中心に口コミでも話題になっています。今回は、当クリニックの理事長である出田和久先生にお話をうかがいました。

画像診断では見つかりにくい子宮内膜症も見逃さない

茶屋町レディースクリニックには、つらい生理痛(月経痛)に悩む20〜30代前半の患者さんが多く訪れます。なかには、毎月かなり激しい痛みに襲われながらも「生理痛があるのは当たり前」と、長年我慢してきた患者さんもいらっしゃるそうです。


出田 和久
(いでた・かずひさ)先生
神戸大学医学部卒業後、同大学院医学研究課を経て、周産期センター、高松恵生産婦人科、神戸大学麻酔科、大阪淀川キリスト教病院を歴任され、2001年「K's Clinic」を開設。2003年移転を機に茶屋町レディースクリニックに名称変更し、2005年に同院理事長に就任。さらに2009年3月に「茶屋町レディースクリニック心斎橋院」を開設されておられます。

「痛みは数字として表せませんし、感じ方にも個人差があります。また、痛みの程度と病気の有無は関係ありません。特に子宮内膜症は、病状と症状が必ずしも一致しないので、一度婦人科を受診してほしいですね」と出田先生。内診を行う際は、画像診断では見つかりにくい平面的に広がる子宮内膜症を見逃さないように心がけておられるそうです。

そのほかにも、出田先生が日々の診療で心がけておられるのは、患者さんの不安を取り除くことだそうです。「初診の場合、これから何をされるのか、なぜこの検査をするのか、といったことを不安に思う患者さんが少なくありません。痛みを訴えて受診された患者さんの場合、妊娠や排卵時の痛みなどの可能性が除外できれば、残る可能性として『性感染症や子宮内膜症、ガンがないかどうか調べてみましょう』とお話しします。検査費用が心配だという方には事前に費用も提示しています」(出田先生)。

生理痛の治療は、医学的な見地を基本に、患者さんの希望も踏まえた選択をされるそうです。「低用量ピルは毎日服用する必要がありますから、患者さんと相談し、続けられそうな方には処方します。『こんなに痛みが楽になるならもっと早く飲めばよかった』という患者さんもいらっしゃいますので、よい選択肢でしょう。しかし、1ヶ月中2、3日痛み止めを飲むのに比べると薬を飲む機会は増えるので、できるだけ薬を飲みたくないという患者さんには別の選択肢を提示することもあります」とおっしゃいます。

当クリニックにはピル専門外来があり、待ち時間もほとんどなく、仕事や買い物帰りに低用量ピルの処方を受けることができるため、口コミで多くの患者さんが訪れて来られるそうです。「最近ははじめから低用量ピルを考えていたという患者さんも増えてきました。受診をきっかけにかかりつけにしてもらい、何でも気軽に相談してもらいたいですね」(出田先生)。

次は【わたしのとり組み】

茶屋町レディースクリニック

住所
〒530-0013
大阪府大阪市北区茶屋町2-19 JPR茶屋町ビル4F
診察時間
月〜金(午前10:00〜13:00/午後15:00〜19:30)
※水曜は午後のみ
土・日(午前10:00〜14:00)
※日曜はピル外来、美容科のみ
祝祭日は休診
※予約優先のため、事前に電話またはインターネット(再診のみ)での予約をお勧めします。
電話番号
06-6359-7771
※午前10:00〜11:45、午後15:00〜17:45まで予約可能。
ホームページ
http://chayamachi.net/

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