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ドクターインタビュー 女性クリニックWe!富山 院長 種部恭子 先生

地域に暮らす女性たちの「こんな病院が欲しかった」という声と、院長の種部恭子先生の思いがひとつの形になった、女性クリニックWe!富山。全国でもっとも女性の継続就業率が高い富山県にあって、仕事を持ちながら、嫁として、妻として、そして母として、さまざまな役割を担う女性たちの、心と体の悩みの受け皿となっています。

生理がはじまったら毎年検診を受けて欲しい

「生理(月経)がはじまったら、婦人科は生涯、女性の健康を支援する場であると思います。特に痛みや周期の乱れといったトラブルは、その裏に子宮内膜症子宮筋腫といった病気が隠れていないか、きちんと検診を受けることが大切です」とおっしゃる種部先生。実際、生理痛(月経痛)を訴える女性の多くに子宮内膜症が見つかるとおっしゃいます。また、その様な病気がなくても、生理痛に悩んでいる女性は少なくありません。


種部 恭子
(たねべ・きょうこ)先生
富山医科薬科大学医学部卒業。2006年7月に女性クリニックWe!富山院長に就任。生殖医療(内分泌・不妊)、思春期・更年期、女性医療を専門とし、生涯を通じた女性の健康に関するさまざまな社会活動も行っています。
一般向けに分かりやすく書かれた「みんなしりたいピルのおはなし─きれいなお肌とかわいいココロ ピルでキレイになる!」低用量ピルの知識の普及にも努めておられます。

「パートナーとの関係、不妊、働く女性にはパワハラ、セクハラなど、患者さんの社会的な背景が病因となっているケースもありますね」と種部先生。実際、受診したものの、『病気はないから』と何もしてもらえなかったという患者さんや、誰に相談してよいかわからず、悩んでいたという人も多くいらっしゃるそうです。

種部先生や看護師が詳しく話を聞く中で、単純に痛みを薬剤で抑えるだけでは難しいと考えられる患者さんに対しては、カウンセラーが相談に応じることも。解決に向けた道すじを立てていく過程には、親子関係や離婚問題まで話が及ぶこともあるそうです。

「スタッフがそれぞれの得意分野を生かして患者さんに対応しています。すべての要望には応えられないかもしれませんが、何があっても絶対に見捨てることはしません。患者さんが抱える問題を完結させるためには何が必要かを一緒に考えていくから、困ったときはいつでも来て欲しいと伝えています。」(種部先生)

また、種部先生は、婦人科の受診を、自分の健康は自分にしか守れないという啓発の場にしたい、とも考えておられます。クリニックの受診理由はさまざまですが、問診ではすべての患者さんに生理痛の有無、痛みの程度や鎮痛剤使用の有無を聞き取りされるそうです。生理痛があると答えた患者さんに対しては、検査の必要性を伝え、年に一度の検診も勧めます。「生理痛があるなら、程度が軽くても子宮内膜症などの予備群になるのですから、これをきっかけに人生のプランを考えてもらえればと思います。そして、生理痛を軽くし、将来かかってしまう可能性のある病気の予防をする機会ととらえて欲しい」と種部先生はおっしゃいます。

次は【わたしのとり組み】

女性クリニックWe!富山

住所
〒939-8204
富山県富山市根塚町1-5-1
診察時間
※完全予約制
月〜土(午前9:00〜12:00)
月・水(午後13:30〜17:00)
火・金(午後14:00〜18:30)
木曜午後、第4土曜は休診。
電話番号
076-493-5580(代表)
専用ダイヤル
076-493-5533(ウィメンズヘルス)
ホームページ
http://www.we-toyama.jp

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