HOME > ドクターインタビュー > レディスクリニックコスモス 坂本康紀先生

ドクターへの質問

Q. どの程度の生理痛であれば治療を受けた方が良いのでしょうか?

A.治療が必要かどうかは診察をしないとわからないので、痛みが軽いからといって、治療をしなくてよいとはいえません。基礎疾患の状態によっても違いますし、子宮内膜症でもチョコレートのう胞でも、強い痛みをあまり感じないことがあります。これらの病気があれば治療は必ず必要なので、生理痛(月経痛)がある方は痛みの度合いに関わらず、一度婦人科で診察を受けたほうがよいでしょう。


Q. 生理痛を感じる月、感じない月があります。そういう場合も受診すべきでしょうか?

A.生理痛が起きづらい無排卵性月経である可能性が考えられます。子宮内膜症の方ですら、無排卵性月経の場合は痛みが少ないことがあります。発見が遅れてしまう恐れがあるので、痛みを感じないことがあっても受診すべきだと思います。


Q. 生理痛は閉経するまで毎月続くのでしょうか?

A.閉経するまで生理痛が続くということは、基本的にはありません。ほとんどの女性は、40代になれば生理痛を感じなくなります。ただし、50代になっても排卵していたり、女性ホルモンがある程度分泌していたりする人なら、痛みを感じることはあるでしょう。痛みが続く場合は治療が必要となります。

坂本先生からのメッセージ

かかりつけの婦人科医をもってください。相性は大切なので、話がしやすく、コミュニケーションをとりやすい先生がよいでしょうね。いつでも相談できるような婦人科のかかりつけ医がいれば、「おかしいな」と思ったときにすぐに相談でき、病気の早期発見につながります。自分の身体を知るよい機会だと考え、年に1度は診察を受けていただきたいです。気軽に話ができる自分に合った先生を見つけて、疑問に思ったことは、どんどん質問してください。

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