HOME > ドクターインタビュー > ザ・クリニック 西浦理佳先生

環境、診療などへのさまざまな配慮が、次の婦人科受診へとつながります。

駐車場に停まっている車を見ただけで誰が受診に来ているか分かることがある、ということで、白い塀で駐車場を囲み駐車した車が外から見えないようになっています。また、1台1台の駐車スペースがとても広くとられているので、運転が苦手な方も安心です。

ザ・クリニックは、西浦先生がこれまでに大学病院、総合病院の勤務医として経験された中で、改善したいと感じられたことが盛り込まれているクリニックです。

「総合病院に勤めていた頃、子宮頸がんが重症化している30代の患者さんと出会い、『どうしてもっと早く婦人科の診察に来ていただけなかったのだろう…』と思いました。また、子宮がん検診を受ける方々が少ないといった現状などもみてきましたので、『婦人科検診を受けるまでには様々なハードルがある。このハードルを少しでも下げたい!なくしたい!』と感じていました。そのため、ザ・クリニックは、『とにかく患者さんが入りやすく、かかりやすい診療を提供する場にしよう』という思いで開業しました」(西浦先生)

そんなコンセプトで建てられたクリニックの施設には、あちらこちらに女性への細やかな心配りが見受けられます。

アロマが香る待合室には、ひとりひとりにデスクが用意され、周囲の人に気兼ねなく問診票を記入したり、待ち時間を過ごすことができます。

また、ひとりひとりの患者さんとの診療時間を長く取るという診療の中にも、婦人科疾患の早期発見・早期治療に力を入れる西浦先生の思いが感じ取れます。

「当クリニックは、産婦人科だけでなく内科も診ています。そのため、風邪症状で受診に来る患者さんもいらっしゃいますが、『風邪だけを診察して終わりにしない』ことを心がけています。風邪以外に、生理痛(月経痛)や生理(月経)不順の状態、婦人科検診を受けたかどうかなどもチェックして、その人にあったアドバイスを心がけています。そうすることで、その後婦人科の症状で悩んだときに、当クリニックに来やすくなるのではないかと思っています」(西浦先生)

問診票をはさむバインダーは開閉式になっており、バインダーを閉じれば、記入後の問診票が他の人に見えてしまうこともありません。

このような女性への配慮がいきとどいた環境、丁寧な診療などが口コミで広がった結果、近隣の町だけでなく県南部など遠方からも多くの患者さんが訪れられるのでしょう。

入院・分娩施設はありません

次は【Q&A、先生からのメッセージ】

さくら女性クリニックのここが自慢

「婦人科で処方されるお薬の中には、『周囲の人に薬剤名を知られたくない』と思うような薬もあります。当院では患者さんのプライバシーを守ると同時に、きちんと薬の指導が受けられるように、専用の個室を用意しています。たとえば、低用量ピルの服用方法については、診察室で私が説明した後、もう一度この部屋で経験豊富な看護師さんが説明してくれます。そうすることで、ほとんど間違えることなく低用量ピルの服用ができています。」(西浦先生)

ロビーから専用の個室に入ると、白を基調とした部屋の奥に坪庭のようなスペースが広がっています。外光が差し込む明るい個室なので、ゆったりとした気持ちで薬の説明を聞いたり、周囲の人に気兼ねなく質問することができます。

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