HOME > ドクターインタビュー > かねまるウイメンズクリニック 金丸みはる先生

女性が訪れやすい 女性のための施設


開院当初から診察室の先生の席から見える位置に飾っておられるという「いのち」と題された博多人形。
白衣姿の女医さんのひとさし指を赤ちゃんが握りしめているその姿は、見ているだけで思わず微笑んでしまいます。

婦人科の敷居を低くして訪れやすい施設にしたい──。そんな金丸先生の思いから、かねまるウイメンズクリニックではクリニックの看板をビルの入り口に掲げていません。「婦人科という看板があると女性が入りにくいのではないかと思ったんですね。それで、看板を出さず入り口を分かりにくくすることで、逆に入りやすくなるのではないかと考えました」(金丸先生)。

同院のある天神アイエスビルには、冒頭でも紹介しましたように様々なクリニックが入っていますが、金丸先生の婦人科以外にも、乳腺科、内科、皮膚科、心療内科とそれぞれの専門分野の、それも女性の医師が集まっているということで、10年前の開院当時はテレビや雑誌、新聞など各マスメディアに取り上げられたそうです。
「うちに検診に来たついでに隣の乳腺外来に寄る患者さんもいれば、その逆のパターンもありますし、うちの診察を受けにきた患者さんで気分が落ち込み気味の方に『上の階に心療内科があるわよ』と紹介することもあります」と金丸先生がおっしゃるように、ビル内でいくつものクリニックを行き来ができる、まるで総合病院にかかっているようなメリットもあります。

待合室の飾り棚には、先生がコレクションしているという世界各国のドクター人形が飾られて、来院者の目を楽しませてくれます。

クリニック以外にも、エステサロンや宝石店などが入っているので、女性がそれと知られずに婦人科に入れる環境にありますが、それだけではなく院内の雰囲気においても「医療機関らしさ」をできる限り取り除くよう心がけておられるそうです。
「例えば、トイレは一般家庭と同じようなものにしていますし、気分が悪くなった患者さんが休んだりする際に用いるベッドも家具調のものを置いています。待合室や診察室でも、患者さんが『自分の部屋』にいるような感覚でリラックスしてもらえたらと思っています」(金丸先生)。
待合室には先生の趣味の品を飾るなどして、患者さんのリラックスを促しています。

次は【Q&A、先生からのメッセージ】

かねまるウイメンズクリニックのここが自慢

低用量ピル以外にも、漢方薬を積極的に治療に取り入れておられる金丸先生。漢方では、患者さんに直接触れ、体の冷えなどを確かめることが必要になるため、金丸先生の診察机は少々めずらしい形をしています。それは、先生が手を伸ばせばすぐに患者さんに触れられ患者さんとのコミュニケーションにも一役買ってくれる、この三角テーブル(2代目)です。

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