HOME > ドクターインタビュー > 木内女性クリニック 院長 木内千暁先生

婦人科の枠を超えた、心も体もサポートできるクリニックを目指しています

こちらは、院内の各所に置いてある「クリニックメニュー」。同院での診療の流れや治療を分かりやすく紹介しているほか、木内先生はじめ、他の曜日のドクターたちの写真付きで紹介文も。初めて来院する患者さんにも、「木内女性クリニック」のことがよく分かります。

診療日は常に150人近い患者さんが来院するという木内女性クリニック。これだけ多くの人が来院するその背景には、木内先生のクリニックに込めた診療コンセプトがあります。その1つが「女性のプライマリケアができるクリニック」です。

「今の医療は専門化が進んできましたが、それによって縦割り医療になり、患者さんを総合的に診る施設が少なくなっています。もちろん専門医による治療が必要な病気もたくさんありますが、ちょっとした体の不調や慢性的に長く付き合っていかねばならない病気などは、その人をトータルに診て総合的に管理することが必要だと思っています。いわゆるプライマリケアですよね。私は、その女性の主治医として存在できればいいなと思って治療にとり組んでいます」と木内先生。

院内に飾られた、木内先生のマラソン入賞の賞状や写真。「マラソンは人生に似ているんです」と木内先生。つらさ、苦しさを乗り越え、走り終えた後の達成感がたまらないのだそうです。

そのため、婦人科の病気だけでなく、内分泌関連の病気や高脂血症など内科的な病気、皮膚科的な病気などもある程度カバーして診ている同院には、風邪などでも来院する患者さんもおられるそうです。女性の健康をトータルに担うためにも「婦人科というだけでなく女性科でありたい」という木内先生の思いを実現したクリニックは、婦人科系の病気以外でも何か不安な症状が出た時に「とりあえず、木内先生の所に相談に行ってみよう」と足を運べる場になっているのです。患者さんにとっても、信頼できる「かかりつけ医」がいれば、何か別の病気にかかったときも、そこから専門の先生へと紹介してもらえるなど、メリットは大きいといえます。

また、患者さんの数がいかに多くても、一人ひとりの患者さんとの信頼関係を大切にすることを心がけているともいいます。
「診察室では患者さんと対面して座り、視線を交わせるようにしています。表情を見ていると、患者さんの感じていることがよく分かりますのでね。こちらの診察や説明に対し、納得されているかどうか、不安に思っていることはないかどうか、それを一つひとつ確かめながら診療に当たっています」(木内先生)。

同じく、内診台にも患者さんとの間に目線をさえぎるカーテンは設置していないといいます。
「海外では内診台にカーテンがないという話を耳にして、当院でも導入しました。カーテンの向こう側が見えないというのは、患者さんにとって不安につながるでしょうし、こちらも患者さんの表情が見えません。バスタオルなどで下半身は隠れるように配慮していますが、目線は交わせるように工夫しています。そうすれば、『怖がっておられるな』など、患者さんからのサインを受け取って対応できますから」とおっしゃいます。

「女性心身外来」を設けているのも、同院の大きな特色の1つです。
「性交への恐怖心や、夫婦間の悩みなど、性に関する繊細でデリケートな心の悩みを抱える女性もたくさんいらっしゃいます。そういう方への心のケアも目指しました。私自身も心身医学の認定医の資格を取っていますし、院内に臨床心理士も置いています。今後も、女性の健康を、体のことだけでなく心も含めトータルにサポートできる『かかりつけ医』を目指していきたいですね」(木内先生)。

次は【Q&A、先生からのメッセージ】

木内女性クリニックのここが自慢!

女性のプライマリーケアをコンセプトとしている木内女性クリニックでは、婦人科関連のみならず、形成外科、内科、皮膚科領域の診断と治療、さらには臨床心理士や栄養士からのサポートやアロマテラピーまで、あらゆる年代の女性の様々な問題にとり組む体制を整え、「かかりたい病院」そして「かかってよかった病院」を目指しています。

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