HOME > ドクターインタビュー > 神田第二クリニック院長 間壁さよ子 先生

ドクターへの質問

Q. どの程度の生理痛であれば治療を受けた方が良いのでしょうか?

A.生理痛があるなら婦人科を受診するという海外であれば当たり前のことが、残念ながら日本ではまだ浸透していないのが現状です。生理に関する悩みは閉経まで続き、女性が生活を送るうえで非常にストレスになります。痛みだけでなく、生理に関するトラブルを抱えているのであれば、一度婦人科に相談してください。


Q. 薬で痛みをコントロールしている間に痛みを起こしている元々の病気が進行してしまうことはないですか?

A.たとえば子宮内膜症などの病気が原因で痛みが強くなっている場合は、痛み止めを飲んでいるだけですと、病気が進行してしまいます。ですから、年に1度は検診を受けて自分の状態を確認する癖をつけましょう。


Q. 低用量ピルを処方されたのですが、服用時間を守るように言われました。厳密に守らなければいけませんか? 守らないとどうなりますか?

A.もし飲み忘れても、気づいたのが24時間以内であれば2錠飲めば大丈夫です。服用は毎日のことですので、歯ブラシのそばに置いておき、朝、歯をみがくのと同じ時間に飲むなど、生活の一部に組み込んでおくと、飲み忘れを防げますよ。

間壁先生からのメッセージ

低用量ピルというと、がんや、避妊のイメージを持つ方が多いかもしれませんが、今は生理痛を抑えたり、生理周期の乱れを整えるなど、卵巣機能を正常にすることを目的に服用している方のほうが多くなっています。海外ではすでに40年以上の使用経験があり、安全性も確立されています。生理痛や生理に関するトラブルに悩む方は、ぜひ、ご相談ください。

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